【2018.02.08に『市販品でヒルドイドの代わりになるものは?』更新しました】
こんにちはー、くー。です(`・ω・´)
寒さが厳しくなってくると空気も乾燥してくるので特に女性は手荒れが気になる人が多いのではないでしょうか?
乾燥は一般的な手荒れ以外に皮膚の治療をしている人にも天敵になることがあります。
そんな皮膚治療で使われている塗り薬のひとつが処方制限を検討しているという衝撃的なニュースを見つけたので今回はこれについてお話ししようと思います。
美容クリームに使用?アトピー塗り薬の処方制限
ニュースによると医療保険対象になっている塗り薬『ヒルドイド』とそのジェネリック医薬品の保湿効果から美容クリームとして紹介されることが多いことを受け、厚生労働省が薬の処方に一定の制限をかける方針を固めたというものでした。
今回処方制限が検討されている『ヒルドイド』と処方制限の理由
ヒルドイドはアトピーなどの皮膚治療に処方される塗り薬で、自分もあかぎれなどの手荒れの酷さから何度も使ったことがある塗り薬です。
このヒルドイドの多くは保湿目的に処方されていますが、医薬品ということもあり医師から使い方の指導通りに使う必要があります。
しかしその指導から外れた使い方ー美容クリームとしての使用が見かけるようになり、今回ニュース記事に書かれていたような状況になりました。
本来、医師から処方される医薬品は医療保険によって本来の価格よりも少ない金額で購入することができます。
医療費は保険を使えば本人3割、扶養が1割負担すれば良いため、普通に購入するよりもカナリ割安で手に入れることができるというわけです。
そのため本来の医療保険の使い方から考えると適切ではない可能性を考え、今回のような話が持ち上がったのでしょう。
方針の話を受けてヒルドイド処方制限について乳がん患者会が要望書を提出
別のニュース記事ではこのヒルドイドの処方制限について乳がん患者会が従来通りの使用ができるよう要望書を提出したという話が取り上げられています。
というのも、がん治療の一環としておこなう放射線治療の後に皮膚が乾燥して皮膚炎や皮脂欠乏症になってしまいその保湿剤としてヒルドイドは処方されているという経緯があります。
放射線治療が終わっても皮膚病について悩まされることからも今回のような処方制限はがん患者の人たちにも影響が出ていることが分かります。
市販品でヒルドイドの代わりになるものは?【追記:2018.02.08】
今後制限がかかりそうなヒルドイドですが、市販の医薬品で代わりになるものはないのでしょうか?
あらためてヒルドイドに含まれる成分を確認してみると「ヘパリン類似物質」という文字があり、この成分が含まれている医薬品があればヒルドイドの代用として使える可能性があります。
そのヘパリン類似物質が含まれる市販品は調べてみると意外とあり、多くが肌の乾燥改善を目的とした薬として販売されていました。
その中でも特に良さそうなものが「へパソフト」「Saiki」「HPローションまたはクリーム」でへパソフトとHPローションはヘパリン類似物質が含まれる濃度がヒルドイドと同じ0.3%となっています。
もし「ヒルドイドの代用品があれば」と考えている人は一度試して使ってみてはいかがでしょうか?
薬の正しい使い方、してますか?
薬もですが本来の使い方とはまったく違う使い方をしていると危険なことがあります。
今回の医薬品を例に挙げると薬にある副作用がそうです。副作用は人によって悪い影響が出るため、当人の症状なども考えて医師の判断によって薬の処方箋が出されます。
そのため医師が想定している使い方をしていれば身体に合わない以外で身体に悪影響が出ることは少ないでしょう。
しかしそれが想定外の行動を取って起きてしまったなら、どうなるか予測することはできません。
取扱説明書は失敗しないためにもしっかり読んでおくべき
医薬品の多くは「〇〇に使用しないでください」など注意事項がいろいろあります。
処方された薬の多くではその薬がどんな効果があるのか・副作用について・やってはいけないことなどが書かれた紙を渡されますよね。
あの紙は使用者が理解して使ってもらうためにも渡されていますが読まずに使う人も少なからずいると思います。
「とりあえず早く治したいから」という考えからやってしまいがちな行動ですが、自分の身体に使うものなのでどんな効果・作用があるかはしっかり知っておくと副作用の可能性などを知ることができ、後々自身のためになります。
また、間違った使い方をしないためにも注意事項はしっかり目を通しておく必要もあるでしょう。
間違った使い方をしてしまうと何かしらの悪影響が出てくる可能性は多くの人が予想できると思います。
しかし人間は実際に体験しないとなかなかその問題を重く受け止めることができないことが多いです。
そのため痛いしっぺ返しを食らってから「やらなきゃ良かった」と後悔することもあるでしょう。
そんなことにならないためにも本来の使い方から外れた行動は専門家の意見なしにやるのは避けたほうが良いというわけです。
まとめ
皮膚用塗り薬が美容クリームとして使われているという問題からヒルドイドなどの塗り薬に処方制限がかかる方針が出てきました。
本来、皮膚治療のために処方されている塗り薬の不適切な利用からの処置のようですが皮膚治療している患者の人からみれば迷惑な話でしょう。
症状にもよりますがかなり酷い人なら処方制限のせいで満足な治療が受けられなくなりますし、医療機関側も十分な処置ができない可能性が出てきます。
このような問題からも何事も正しい使い方を守るようにしたいと考えた、くー。なのでした。
画像提供元[かわいいフリー素材集 いらすとや]