こんにちはー、くー。です(`・ω・´)
多くの食べ物は今ではいろんな方法でおいしく食べることができるようになりました。しかしなかにはどうしても毒性の問題で食べられないというものもあります。
そんな有毒性の食べ物として有名なフグについて最近衝撃的なニュースが飛び込んできたので今回はそれについてお話しします。
内臓入りフグを販売!? 過去に何十年も売られていた理由について
ニュースによると愛知県内でフグが毒のある部位を含んだ状態で販売されていたこともあり、いろんなメディアで大きく取り上げられています。
厚生労働省の公式ツイッターアカウントからも注意勧告のツイートがされており、この問題の深刻さがよく分かります。
【注意!#愛知県 内で #フグ の 有毒 部位を含んだ商品が販売されました】
— 厚生労働省食品安全情報 (@Shokuhin_ANZEN) 2018年1月15日
愛知県内のスーパーでフグの 有毒 部位(肝臓)を含んだ商品が販売され、4パックの購入者が不明です。 当該品をお持ちの方は #絶対に喫食しないでください!フグの毒は加熱などの調理では無(弱)毒化されません! pic.twitter.com/wzpFLPPx0l
※Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載しています。
毒がある肝臓が売られていた理由は食文化だった!?
一般的なフグのイメージとしては「毒がある」「処理する免許がないとさばけない」などがあり、食べることにあまり馴染みがないという人も多いでしょう。
しかし別のニュースによるとフグ(ヨリトフグ)の肝臓を販売していたスーパーがある地域では昔から鍋などの具材として親しまれていたとのことで、そんな経緯もあってスーパー側も「ヨリトフグの肝臓は食べても大丈夫だと認識していた」という証言も出ています。
文化が守られるラインはどこ?危険があったら文化は断絶なのか
最初に報道された「フグの毒がある部位を売っていた」という情報のみを考えると「スーパーは一体何をしているんだ!」と怒りの声が上がりそうですが「昔から親しまれている食材として食べられていた」という話を聞くと複雑な気持ちになったという人も多いのではないでしょうか?
確かに毒性のある食べ物を食べるというリスクを考えると「なんて地域だ」と思う人もいるでしょう。
しかしよくよく考えてみるとその地域では当たり前に親しまれるといわれるくらい食されていた食べ物です。
そんな食べ物を取り上げられるとなれば、それを毎年楽しんでいた人の気持ちを考えるとなんともいえない気持ちになります。
とはいえこれまでフグによる食中毒によって死亡する事件が相次いでおり、現在のそんな背景もあって肝臓などのフグの有毒部位の販売や提供は食品衛生法で禁止されています。
今回は法律違反ということもあり、やむを得ないことだと思いますが法律に定められていないことに関しての危険な面がある文化は今後どんな扱いになってしまうのかも気になるところですね。
出典:安全なフグを提供しましょう |厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000094363.html)を元に作成
まとめ
有毒性のあるものは命の危険から回避したい対象にあります。しかし今回のような昔から食文化として親しまれていた事例を目にするとなんともいえない気持ちになってしまいますね。
とはいえ一般的に危険とされるものは触らないほうが無難ということもあり、何が危険なのかという知識も積極的に知っておいたほうが今後の身のためになりそうと思った、くー。なのでした。
画像提供元[かわいいフリー素材集 いらすとや]