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子どもから大人まで続く『ぜんそく』!持病持ちの自分が考える付き合い方

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 【2018.01.11に更新しました】

 

こんにちはー、くー。です(`・ω・´)

昨日と一昨日、毎年恒例の24時間テレビが放送されていましたね。自分にとって夏の終わりを感じる番組なんですが、今回見つけた関連ニュースにちょっと知ってもらいたいことがあったのでその話を書こうと思います。

 

 

フィギュアスケート選手の告白。ぜんそくと上手く付き合う

 

ニュースによると24時間テレビにフィギュアスケート選手の羽生結弦選手が出演し、自身がぜんそく持ちであることを語ってくれました。

ぜんそくは正式にいうと『気管支喘息』のことで、発作が出ると気道と呼ばれる呼吸をするときに空気が通る道が狭くなることで呼吸が困難になり、過呼吸や咳・たんなどの症状が現れます。

ヒューヒューやゼーゼーといった喘鳴(ぜんめい)が出るのが特徴で、発作の症状が激しくなると最悪の場合、死に至ることもあるとされる恐ろしい呼吸器系の病気です。

かくいう自分も羽生選手と同じく2歳ごろから喘息を持っており、近年では発作が出る頻度が激減したものの一生付き合っていく気持ちで生活をしています。

そのため同じような体験をしている身として、これまで以上に羽生選手のスゴさを実感する話でした。

今回はそんな喘息について自分の体験も交えてお話ししようと思います。

 

いろんなものがキッカケに発作が起きる喘息

 

喘息は自動車の排気ガスや工場・タバコの煙といったアレルゲンのほかに運動やストレスなど実にさまざまなことをキッカケに発作が起きます。

つまり普段の体調や自身を取り巻く環境によって喘息の発作が出るため、喘息持ちの人はなるべく発作になりやすい状態を作らないように生活をしています。

 

喘息は一般的には小児喘息と大人喘息の2つ

 

喘息は一般的に「ぜんそく」とひとくちで言われますが、実際には大きく分けて小児喘息と大人喘息の2種類があります。

小児喘息の多くはアレルゲンが原因で発作が起きるため、アレルゲンを避けて丈夫な身体づくりをすることで発作が出なくなります。そのため子どもの頃は喘息の発作が出ていたけれど、大きくなったら完治したという話はよくある話です。

それに対して大人喘息は小児喘息にかかったことがない大人がなることが多く、その原因も過労やストレスなどアレルゲンのように明確に特定できない場合が多いとされています。

ちなみに喘息のつく病気に『咳喘息』という喘息もあります。こちらは慢性的に咳が続く病気ですが小児喘息や大人喘息と違ってゼーゼーやヒューヒューとなる喘鳴はなく、呼吸困難になることはありません。

 

喘息と上手く付き合うために生きていく

 

小児喘息の場合、多くの人は完治することが多い病気です。しかし中には完治することなく大人になっても喘息と付き合っている人もいますし、逆に小児喘息にかかったことがなかったのに大人になってから大人喘息になってしまったということあります。

といっても普段から喘息と闘っているというわけではなく、喘息の発作を持っている人は普段健康な人たちと変わらない生活をしています。

そのため喘息についてあまり知らない人が急な体調変化を目の当たりにした場合、ものすっごく驚かれます(実体験)

そして発作止めの薬を使った後、しばらくするとさきほどのことがなかったかのようにコロっとしていることが多く「さっきのは一体なんだったの?」と戸惑われることもありました。

これらの体験から自分は発作が出たときの薬や発作が出ないようにするための予防薬を常備し、これらを状況に応じて使い分けて喘息と上手く付き合って生きています。

 

自身の体験から思う、喘息とその付き合い

 

自分の場合、煙系やホコリ・ダニがダメな体質だったのでそれらをできるだけ制限する環境がありました。

小さいときに家にあったぬいぐるみは透明なビニールに入った状態、タバコを吸っているときの父を避け、母が掃除・布団干しを頻繁にやっていたのを覚えています。

もともと身体が丈夫じゃないこともあったせいか、特に小学校のときに喘息で学校を休むことが多くありました。激しい運動をするとまた発作が出たということもあってか、正直なところ喘息に関して良い記憶はありません。

自分が辛いのもありますが、そんな自分に昼夜問わず、ずっとついてくれた母に子どもながら申し訳なかったことを覚えています。

夜中に喘息の発作が出ると、大体苦しさに眠れず、自分は朝が来るまでずっと起きていることが何度もありました。

そんなとき大体母は辛いのが楽になるように背中をさすってくれたり水分補給にスポーツドリンクをくれたりといろいろしてくれました。母も喘息持ちだったため、自分が感じている辛さが分かっていたのもあったでしょう。

大人になると喘息の発作が出る頻度は年に1回ぐらいまで激減しました。しかし身体の感覚で「喘息が出そうな気がする」と感じることが一定の周期でやってくるため、予防薬を使って発作が出ないようにしています。

また、出先で発作が出たら困るので発作が出たときの吸入器はいつも持ち歩いています。

自分の人生はほぼ喘息と一緒に生きています。それは子どものときは嫌でしょうがなかったですが、いまでは上手く付き合っていこうと思うようになりました。

嫌だと思って病気が治るなら誰もが病気が治っているでしょう。しかしそんなウマイ話はありません。それなら負担にならない程度に付き合うしかない。このあたりは人付き合いと似ている気がします。

 

まとめ

 

喘息は発作が出ると大変な病気ですが、発作が出なければ普通の生活ができます。

そのため急な発作に驚かれることはありますが薬を使うことで体調が良くなるので冷静に対処すれば問題はありません。

といっても普段から喘息の発作が出ないよう環境や体調管理などが求められる場合もあり、喘息を気にした生活になります。

喘息だけでなく病気は体力・精神共に消耗して弱ってしまうものです。それをどうやって対処していくか、日々考えている、くー。なのでした。

 

画像提供元フリー写真素材ぱくたそ

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