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【土用の丑の日】毎年にぎわう一方で絶滅危惧種のニホンウナギとその対策

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こんにちはー、くー。です(`・ω・´)

今日は今年1回目の土用の丑の日、つまり『一の丑』の日ですね。以前土用の丑の日とウナギの話についての記事を書きましたが、夏バテ対策に今日ウナギを食べる方も多いのではないでしょうか?

今回はそんなウナギの気になるニュースを見つけたのでそれについてお話しようかと思います。

土用の丑の日とウナギについての記事

 

 

需要がある一方で絶滅危惧種のニホンウナギ

 

ニュースでは土用の丑の日に関する話のほかにニホンウナギが絶滅危惧種に認定されている話も記載されていました。

ニホンウナギは日本以外に中国や韓国といった東アジアに広く分布しており、稚魚が減る一方でウナギの消費量が多くなっていることから日本ではウナギは海外からの輸入に頼っています。

このような現実から一部の店では代替品を打ち出して土用の丑の日に臨んでいるところも散見されます。今回はそんなニホンウナギについて調べてみました。

 

 

ニホンウナギについて

 

ニホンウナギはウナギ科ウナギ属のウナギの一種で日本以外にも東アジアに広く分布している回遊魚です。

土用の丑の日などによる需要に対して天然もののニホンウナギが減少傾向にありスーパーなどの小売店で見かけるウナギのほとんどは養殖ものや海外から輸入したものが多い状態にあります。

しかしニホンウナギの生態などはまだ解明されていない部分も多く、研究が続けられ完全養殖による実用化が期待されています。

 



絶滅危惧種に指定されたニホンウナギ

 

ニホンウナギは生息地の環境の変化や捕獲数などによって数が減少しています。この現状から2014年、日本国際保護連合(IUCN)がニホンウナギを「絶滅する危険性が高い絶滅危惧種」に指定、つまりレッドリストに掲載されたのです。

このレッドリストについては環境省のホームページ内にその詳しい内容が書かれており、一部を引用しますと以下のような内容となっています。

レッドリストとは絶滅のおそれのある野生生物の種のリストです。国際的には国際自然保護連合 (IUCN)が作成しており、国内では、環境省のほか、地方公共団体やNGOなどが作成しています。
 環境省では、日本に生息する野生生物について、生物学的な観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し、レッドリストとしてまとめています。

出典:環境省_レッドリストhttp://www.env.go.jp/nature/kisho/hozen/redlist/

 

完全養殖の実用化や代用品など広がる対策

 

絶滅危惧種に指定されたことを受けて日本ではさまざまな対策が取られています。

完全養殖に関しては2010年に実現しているものの、いまだに実用化が難しい段階にあることから今後の進展が期待したいですね。

また、ウナギの漁獲量の減らす規制導入や養殖を許可制にするほかにウナギの代用品の売り出す動きもあり、ウナギ減少に関する努力が見られました。

 

 

 

まとめ 

 

ウナギは昔から多く食べられてきた魚であることから今後食べられなくなってしまう可能性にショックを感じてしまいます。

しかしこのままではニホンウナギが絶滅してしまう恐れがあることを考えると今後もさまざまな対策を進めていく必要があることを改めて感じた、くー。なのでした。

 

画像提供元フリー写真素材ぱくたそ

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