こんにちはー、くー。です(`・ω・´)
さて、今回はニュースで牛丼チェーン店で有名な吉野家が新メニューを7月から始めるという気になる内容を見つけたのでそれについてお話しようかと思います。
吉野家、食後血糖値上昇を緩やかにするサラシア入り牛丼を全店販売
ニュースによると最近の健康志向を受けて吉野家が7月3日の10時から食後の血糖値の上昇を緩やかにするサラシア由来サラシノール入りの牛丼『サラシア牛丼』を全店で販売するということが書かれていました。
サラシア由来サラシノールについては吉野家のホームページにて紹介されていましたので引用してご紹介しますと、以下のようなことが書かれています。
サラシア由来サラシノールは、サラシア属植物熱水抽出物であるサラシアエキスに含まれるものです。
こちらを摂取すると、糖の吸収を助けてしまうα―グルコシダーゼという酵素の働きをサラシノールが阻害し、糖の吸収をおだやかにし、食後の血糖値の上昇をゆるやかにします。
出典:機能性表示食品サラシア入り牛丼の具「サラ牛」が新発売!|吉野家公式サイト(https://www.yoshinoya.com/news/000009.html)
このようなサラシアのはたらきによって糖の吸収をおだやかにすることで食後に急上昇しやすい血糖値を抑えることができるんですね。
そんなサラシア牛丼、実は3月6日から機能性表示食品サラシア入り牛丼の具『サラ牛』を吉野家公式通販ショップで販売されており、これが好評だったことを受けて今回全店舗でもサラシア牛丼を食べられるようになったのかもしれませんね。
以前記事にも書きましたが、最近では生活習慣予防やダイエットなどのために糖質をゆるくして行うロカボが広がっています。このことからもこれからもサラシア牛丼のように健康志向の商品が続々と登場してきそうですね。
やっている人が増えているロカボについての記事
近年名前が一般的になった機能性表示食品は事業者の責任で表示している
サラ牛で登場した機能性が表示されている食品についての表示には機能性表示食品以外にトクホで有名な特定保健用食品と栄養機能食品があります。
どれも似たようなものというイメージがあるかもしれませんが、実際には大きな違いがあり、その違いを知っておくと商品を選ぶときの一つの判断材料として活用することができます。
機能性表示食品制度登場の理由
機能性表示食品が登場する前は特定保健用食品と栄養機能食品の2種類のみが機能性について食品に表示することができませんでした。
そのため平成27年4月に機能性表示食品制度によって表示できる枠を広げて多くの機能性食品が生まれることになったのです。
特定保健用食品
特定保健用食品は科学的根拠に基づいて健康の維持や増進に役に立つことが認められており、効果の内容が表示されています。
その表示されている効果や安全性は国が審査をして食品ごとに消費者庁長官が許可しているため、効果や安全面に関しては国が認めているお墨付きのものという感じでしょうか。
その印として食品にはトクホ認可マークが表示されており、ひとつの判断基準として活用することができます。
栄養機能食品
栄養機能食品は1日の栄養に必要なものの不足しがちな栄養成分を補給などに利用できる食品です。
特定保健用食品と違い、科学的根拠がもう確認されている成分が基準量含んでいる食品の場合は届出なしで国が定めている表現でその食品に機能性を表示することが可能なため、いちいち国の審査を受けなくても表示可能な食品です。
機能性表示食品
機能性表示食品は特定保健用食品と違い、事業者の責任で科学的根拠に基づいた機能性が表示されている食品です。
その食品の安全性や機能性の根拠に関する情報などは食品が販売される前に消費者庁長官へ届け出されています。
しかし届け出ている=消費者庁長官の個別で許可を受けている、というわけではないので、あくまでも事業者の責任で機能性が表示されているということになります。
出典:機能性表示食品に関する情報|消費者庁(http://www.caa.go.jp/foods/index23.html)内機能性表示食品に関するパンフレット PDFを元に作成
まとめ
トクホなどはTVのCMなどでよく見かけて馴染みがあるものの、機能性表示食品は結構最近に出来たことに驚きました。
そう考えると、これからもっと機能性について表示された食品が増えてきそうで今後が楽しみな、くー。なのでした。
画像提供元[フリー写真素材ぱくたそ]