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美術館での撮影も一部はOK!変わりつつある美術館や博物館のルール

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こんにちはー、くー。です(`・ω・´)

 

今回はこれまで常識だったものが変わりつつあるニュースを見つけたので、それについて

話についてお話ししようかと思います。

一般的に禁止事項が多いイメージがある美術館や博物館ですが、その禁止事項の一部が

徐々に緩和されているものもあるというニュースです。

 

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美術館で撮影OK

 

 

美術館は美術品が展示されている施設で知られていますが、美術品の保管や保存などの

理由によってさまざまな禁止事項があります。そのうちのひとつに美術品の写真撮影が

あるのですが、ニュースでは大阪府にある国立国際博物館で近年おこなわれている展示で

撮影を一部許可しているという話が取り上げられていました。

 

撮影許可が下りた理由にはSNSなどのネットでの口コミを期待した、という現代社会

ならではのものがありました。たしかにSNSでの情報の拡散の速さには目の見張るものが

ありますし、来場者数アップのために良い宣伝方法なのかもしれませんね。

 

しかし、そんな宣伝効果が期待できる展示物の撮影をして良いものと悪いものがあるのは

何故なのでしょうか?

今回はそんな美術館や博物館などのルールについて調べてみました。

 

 

 

 

 

美術館や博物館などでのルール

 

美術館や博物館には貴重な作品がたくさん展示されています。そのため美術館や博物館では

その展示品を守るためや自分以外にも展示品を見ている方々への配慮が求められます。

なかには美術館や博物館ごとにこのルールが一部異なる場合もありますが、そこはその

施設のルールに従って展示品を観覧するようにしましょう。

 

 

基本的には公共マナーを守りましょう

 

美術館や博物館などでは公共の場所で求められるマナーを守るようにしましょう。

具体的に内容を挙げていきますと

 

『展示室内で大声を出して騒がない』『携帯電話やスマートフォンの電源を切る』

『他のお客さんに迷惑をかけない』

 

といったことがマナーとして求められます。

 

 

館内での飲食は原則禁止になっています

 

美術品などの展示品の多くは貴重な作品ばかりを取り揃えています。そのため出来るだけ

良い状態で保存・保管することも展示側では求められているのです。そんな保存・保管

状態を保つためにはさまざまな工夫が必要になっており、そのひとつに作品を食べてしまう

虫への対策です。

 

紙や繊維などで出来た作品は虫にとってエサになり、虫食いによって作品が劣化してしまう

可能性があります。そのためその展示品に害を及ぼす虫を引き寄せてしまう食べ物などの

飲食は美術館や博物館などでは禁止されています。

 

ちなみに入館前にお酒を飲んで酔っ払っている状態で入館しようとすると、入館を止め

られるケースもありますのでご注意ください。これに関しては多分展示品への被害や他の

お客さんへの配慮が理由だと思います。

 

 

 大きな荷物やカサの持込について

 

大きな荷物やカサは他のお客さんへの迷惑になる可能性があり、入館時にロッカーやカサ

立てに置くよう促されることがあります。その理由としては雨が降っている日であれば

カサの水が周囲に飛び散ったり、ちょっとした弾みで他のお客さんや展示品を刺してしまう

恐れがあるからです。なので日傘もこの点を考えるとNGになりそうですね。

 

 

携帯電話やスマートフォンの扱いについて

 

携帯電話やスマートフォンは着信などで音が鳴ると展示品を楽しんでいる他のお客さんの

迷惑になります。館内の多くは音が響きやすい場所が多いため、ちょっとした音でも気に

なる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな理由からも多くの美術館や博物館では携帯電話やスマートフォンは電源OFFか

マナーモードにすることが求められています。

 

 

展示品の写真撮影は原則的に禁止されています

 

美術館や博物館などの展示品の多くは写真撮影が禁止されています。この撮影禁止の

理由には複数あり、まずは箇条書きで簡単に説明しますと、以下の理由が挙げられます。

 

  • 個人や法人からの借りている作品で著作権や所有権の問題から
  • シャッター音が他のお客さんの迷惑になるから
  • フラッシュ撮影をすると展示品が痛んでしまうから

 

まず1つ目の理由は、どこかから今回の展示品を借りてきた場合、権利上の問題から

撮影が出来ないというものです。まぁこれは展示品の所有者がそういう条件で貸し出し

していたなどの理由があるなら納得ですね。

 

次に2つ目の理由はシャッター音の問題です。シャッター音って普通の場所で使っても

カナリ響きますが、館内の音が響きやすい場所となるともっと響きそうなのが簡単に

想像できます。急に物音が鳴ったらビックリしますし、そういう点でも納得の理由です。

 

最後に3つ目の理由はフラッシュ撮影に関する問題です。フラッシュは暗い場所でも

写真がキレイに撮れるように使われますが、このフラッシュの光は展示品によっては

劣化の原因になる場合があります。そのため、保存や保管の関係で撮影が禁止されている

展示品もあるのです。

 

 

写真撮影OKかNGかは表示で確認

 

美術館や博物館などでは撮影許可が出ている・出ていない展示に関しては展示品の近くに

しっかりと表示されているのはご存知でしょうか? 

自分が見たときはカメラのマークに〇や×の印が付いた表示があったので、海外からの

観光客の方や漢字がまだ読めないお子さんでも分かりやすくて良いなぁと思いました。

このマーク以外でも文字で展示品近くに『撮影禁止』などの表札が設置されていることが

ありますので、どうしても撮影したいという方はこの表示を守って撮影してくださいね。

 

 

展示品や展示ケースは触れないように

 

当たり前のことですが、展示品の多くは手で触れてないようにしましょう。展示品に直接

手で触れると展示品に手汗や皮脂が付着して劣化の原因になります。展示品によっては

『手にとって見てください』などの体験コーナーもありますので、そういう場所では

手で触ってもOKになっています。

 

また、展示ケースも手で直接触ると指紋が付着して展示品が見にくくなります。この点

からも展示品の鑑賞の際には注意しておきたいですね。

 

ほかにも展示品への破損を防ぐ理由として万年筆やボールペンなどが使用できないという

ものがあります。インク系のペンはインクが飛び散る可能性があったり、シャーペンだと

芯が折れて飛ぶ可能性があったりなど、結構持ち物に関しての禁止事項があったりするの

です。

 

 

火気厳禁な場所のためタバコの喫煙も禁止です

 

当たり前のことですが、展示品の保存や保管などの理由でタバコの喫煙も館内の多くでは

禁止されています。一部喫煙スペースが設置されている場所もあると思いますので、

タバコの喫煙をする際には喫煙スペースに行きましょう。

 

ペット同伴の入館について

 

ペット同伴での入館は多くの美術館や博物館などで禁止されていますが、一部では盲導犬

などの介助犬の同伴OKの施設もあります。このことからも、美術館や博物館などの

ホームページをあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

 

 

 

まとめ

 

美術館や博物館などに関するルールやマナーについてお話ししましたが、いかがだった

でしょうか。 結構いろいろ書きましたが簡潔に言ってしまうと、公共マナーを守ること、

学芸員さんなどのその施設の方の指示に従うこと。これが一番です。施設によって対応が

異なる場合もあるので、あらかじめホームページなどでマナーやルールを確認しておく

良いかもしれませんね。

近年では刀剣ブームなどで博物館などに足を運ぶ方々も増えてきましたし、特にこういう

マナーやルールを知っておいてほしい、くー。なのでした。

 

 

画像提供元フリー写真素材ぱくたそ

 

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