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絵馬も個人情報保護対象に!?絵馬の正しい書き方と奉納について

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【2017.11.22に更新しました】

 

こんにちはー、くー。です(`・ω・´)

今回は皆さんも一度は見たことがあると思う、神社やお寺にある絵馬が個人情報保護対象として扱われるところもあるという面白いニュースがあったのでそれについて紹介したいと思います。

 

 

絵馬に個人情報保護シール使用も!よりプライベートな願い事が書ける

 

ニュースでは神社やお寺の境内に奉納されている絵馬へのプライバシー配慮のために登場した『絵馬用個人情報保護シール』などが取り上げられており、近年の犯罪への悪用対策やプライバシー保護など参拝者へのニーズを感じるものが増えてきているようです。

たしかに絵馬に書かれた願いごとは見ようと思えば見ることができますし、この情報が悪用される可能を考えるとこのような対策が増えることは良いことだと思います。

この個人情報保護シールは京都府の下鴨神社や三重県の猿田彦神社などが配布しており、神社の方によると「シールを貼ってもご利益に影響がない」ということもあってよりプライベートな願い事が書けると喜びの声も上がっているとか。

今回はそんな見かけたことはあるけれど詳しくは知らない、絵馬について調べることにしました。

 

 

あらためて:神社やお寺に奉納されている絵馬ってどんなもの?

 

絵馬は裏側に願い事の内容や名前・住所といったものを書いて神社やお寺に奉納するものです。

絵馬を奉納することは個人的な願い事を神様や仏様にお願いするおこないとして古くから続いており、むかしは本名を書かずに生まれた干支と性別を組み合わせて書いていたこともあったようです(寅年生まれの女性の場合は寅歳女など)

 

絵『馬』の理由は神様の乗り物から

 

絵馬の絵が書かれている表側の多くは動物の馬が描かれていますが、これは神様の乗り物として神馬(しんめ・じんめ)を奉納していたことが関わっています。

むかしは馬そのものを奉納してたと考えるとビックリな内容でありますが、もちろん一部で馬を奉納できない人たちもいました。

この人たちは紙や木などで作った馬の像を代わりに奉納するようになり、現在のような板に馬の絵が書かれたものが定着したようです。

もともとは絵馬は神道の流れから来たものですが、のちに「神仏習合」という神道信仰と仏教信仰が混ざってひとつの信仰体系になったことが広まったことでお寺でも絵馬を扱っているところがあります。

馬以外にも個性的な絵馬がある

絵馬の多くは馬の絵が描かれているという話をしましたが、神社やお寺によっては独自の絵馬が奉納されていることがあります。

有名なところであれば伏見稲荷大社の絵馬は神使のキツネの形をした絵馬があり、いろんな神社やお寺ならではの絵馬を見かけることができます。

 

 

 

正しい絵馬の書き方や奉納の仕方について

 

絵馬は正しく書かないと今では犯罪などにも巻き込まれる可能性もあり、取り扱いには注意したいものです。しかし内容をボカしすぎると神様や仏様に願い事を聞いてもらえない可能性もあるため正しい絵馬の書き方で書く必要があります。

①筆記用具は黒の油性マジックがおススメ

絵馬は奉納される場合、雨風にさらされる可能性が大きいものです。そのため雨にぬれて書いた文字がにじんでしまわないように黒の油性マジックを使うと良いでしょう。

一応、奉納する場所によっては絵馬を書くための筆記用具が備え付けられていることもあるため絵馬を奉納する前に筆記用具に関して確認をしておいたほうが無難かもしれません。

 

②絵馬の裏面に住所・名前を書く

絵馬は絵が書かれた表面と何も書かれていない裏面がありますが、この何も書かれていない裏面に願い事をひとつと住所と名前を書きます。

といっても、今では個人情報が気になる世の中です。実際の住所と名前を全部書かなくてはいけないというわけではありませんので、大まかな住所(たとえば〇〇県や〇〇市など)とイニシャルくらいに留めておくほうが無難だと思います。

また、個人情報保護シールを取り扱っている神社やお寺もあるみたいなので、それを利用するというのもよりプライベートな願い事が書けるため個人情報保護シールが使える場合には使ってみてはいかがでしょうか?

ちなみに、なぜ住所と名前を書く必要があるかというと「神様や仏様もどこの誰がその願いをしたのか分からない」ため願いを聞いてもらったとしても誰がそうなのか分からないため、どうしようもないというものです。

たしかにショッピングセンターなどでのお知らせも「〇〇からお越しの〇〇様」といったその人だと判断できる材料がないと分かりませんもんね。

 

③願い事は自分がなりたい姿を簡潔に言い切る

願い事をするとなると参拝客の人たちの多くは「~できますように」といったかたちでの書き方で書くと思います。

しかし絵馬の場合は自分がなりたい姿を簡潔に言い切った書き方をするようにします。たとえば「10kg減量してスリムになりますように」ではなく「10kg減量してスリムな身体になる」などでしょうか。

 

④願い事をしてから絵馬を奉納。叶ったらお礼参りを

絵馬に願い事などを書いたらしっかりお願いをしてから絵馬掛けのところに絵馬を掛けます。

その後、願い事が叶ったら神様や仏様にそのお礼参りとして再びお願いしたところにお参りに行くことを忘れないようにしましょう。

 

まとめ

 

絵馬は神社やお寺で見かけたことがあるものの、あまり縁もなく来てしまったので詳しい内容を今回初めて知りました。

意外な内容もあっていろいろ考えさせられましたが、個人情報などを考えると今の世の中じゃ、なかなか手が出しにくいなぁと思ってしまった、くー。なのでした。

 

画像提供元フリー写真素材ぱくたそ

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