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激痛の原因はアニサキス!食中毒にならない生魚の対処方法はコレ

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【2017.11.27に更新しました】

 

こんにちはー、くー。です(`・ω・´)

日本では昔から海産物を生で食べるのは当たり前の風景としてありますよね。しかしなかには生で食べたことで強烈な激痛に苦しみ、病院に駆け込むことになることもあることをご存知でしょうか?

今回はここ10年で被害者が20倍もの人数になったといわれている寄生虫『アニサキス』についてお話ししたいと思います。

 

 

被害報告続出!激痛の原因は寄生虫『アニサキス』

 

ニュースでは芸能界にも多く被害報告があがっている寄生虫『アニサキス』について取り上げており、その危なさと予防方法などが書かれていました。

【ちなみに:アニサキスって?】

寄生虫の一種で幼虫だと細長い白色の少し太い糸のような見た目をしており、サバやイワシ・サンマのほかイカなどの魚介類に寄生しています。

寄生した状態の魚介類をそのまま食べると『アニサキス症』という食中毒になってしまうため魚介類を生で食べる場合にはアニサキスを処理する必要です。

 

日本では魚介類を生で食べることは文化として確立していることもあり、海外に比べて当たり前の光景です。

しかし生の魚介類の食中毒にならないための処理をしないまま食べたことで食中毒になったという事例が10年で20倍になるくらい多くなってきていることもあり、家庭でも生の魚介類を食べる場合は特に注意しないといけないですね。

 

アニサキス症が発症してまったときは専門の病院へ

 

アニサキスの幼虫が寄生している生の魚介類をそのまま食べるとアニサキスの幼虫が胃や腸に突き刺さり、それによって『アニキサス症』と呼ばれる激しい腹痛や嘔吐などの食中毒症状が引き起こされます。

アニサキス症を発症してしまうと有効な内服薬がないためすぐ専門の病院で診断を受けて胃や腸にいるアニサキス自体を取り除いてもらう必要があります。

【ちなみに:「スーパーのお刺身は大丈夫なの?」心配な声もありますが】

アニサキスに関する報道は以前からアニサキスがあったのにも関わらず過熱していることもあり、スーパーなどで寿司や刺身が売れないという状況になっているという話を耳にしました。

不安をあおる報道が続いていることから生魚を買うのを避けたくなる気持ちは分かります。しかし別のニュース記事によると報道にあった「10年前から20倍に増加」という話の要因は2012年に改正された食品衛生法がかかわっており、被害があっても報告義務がなかったというのが20倍の数字に隠れていたとのこと。

魚を専門としている魚屋の人もこのアニサキスに関する報道から普段より一層の注意をして魚を扱ってくれているという話もあり、最終チェックとして自分の目で確かめて食べるようにすれば旬の魚もおいしく食べられるのではないでしょうか。

 

アニサキス症の予防方法は『加熱または冷凍』

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アニサキス症に関する予防方法は厚生労働省のホームページで公開されており『60℃では1分加熱、70℃以上だと一瞬』『冷凍の場合は-20度で24時間以上冷凍することで感染症がなくなる』と言われています。

以下で引用している注意書きから安全においしい魚を食べるためには『新鮮な魚』『内臓を取り除いて食べないこと』『目視で確認してアニサキスの幼虫があれば除去すること』を徹底すれば問題ないということですね。

特に注意したいところとしては魚をまるまる1匹買ってきたり釣りをしてきた魚をさばいて食べるときがあります。アニサキスは内臓に多く寄生していることが多いため、すぐに内臓を取り除いて目視でのアニサキスの幼虫の確認・除去をするようにしましょう。

消費者の皆様へ

魚を購入する際は、新鮮な魚を選びましょう。また、丸ごと1匹で購入した際は、速やかに内臓を取り除いてください。

内臓を生で食べないでください。

目視で確認して、アニサキス幼虫を除去してください。
※一般的な料理で使う程度の食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しません。

出典:アニサキスによる食中毒を予防しましょう |厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html)を元に作成

 

いろんなウワサのあるアニサキス対策。実際はこうです。

ネット上では『アニサキスはお酢が効く』『よく噛んで食べたら良い』などの話が出回っていますが引用されている部分にも書かれているとおり、お酢・塩漬け・醤油漬け・ワサビを使ってもアニサキスの幼虫は死滅しません。

また、よく噛んで食べるという対処方法については別のニュース記事では「どれくらいの強さで何回噛めば良いかなど科学的データは現在ない」と紹介されており、このことからも加熱または冷凍と内臓の処理を徹底しておこなうことが重要ということが分かります。

 

アニサキスについての詳細とほかにもある身近にある食中毒

 

できるだけ簡単にアニサキスについて記事にまとめましたが、もう少しアニサキスに対して詳しく知りたいという場合には厚生労働省のホームページにある『アニサキスによる食中毒の予防しましょう』というページでもっと詳しい内容が書かれているので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。

 

また、食中毒はアニサキス以外にも身近に多くあり、普段の生活のなかでも発症する可能性があります。そのため食中毒に関しての知識を知っておくとこれからの生活をもっと健康に安全に生きるために役立つので専門のサイトや書籍などを読むことをおススメしたいです。

 

 

まとめ

 

ここ10年で20倍もの被害を増やしているアニサキスは生の魚を食べることが当たり前の日本では注意したい食中毒のひとつです。

今では新鮮な魚を自分で調理して食べる機会が増えてきたこともあって『新鮮なものを選ぶ』『加熱・または冷凍処理』『見つけたら除去』などアニサキス対策を普段の生活に生かしておいしいものを食べようと勉強した、くー。なのでした。

 

画像提供元[かわいいフリー素材集 いらすとやフリー写真素材ぱくたそ

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