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ボツリヌス菌で乳児死亡!ハチミツは健康・美容にイイけれどリスクも

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【2017.11.18に更新しました】 

 

こんにちはー、くー。です(`・ω・´) 

さて、今回は普段利用している方も多いであろう、ある食品に関しての衝撃的なニュースを見つけたのでこれについてお話していこうかと思います。

 

 

乳児ボツリヌス症により生後6ヶ月の男児死亡

 

ニュースによると、ハチミツ入りの離乳食を生後6ヶ月の男児に食べさせたことで乳児ボツリヌス症を発症し死亡したということが書かれていました。

春先で新生活がスタートという時季に衝撃的なこのニュースはまさに『寝耳に水』な内容となりました。 

改めて考えてみると、たしかにハチミツは栄養価が高い天然由来の食べ物です。そして健康・美容にイイと以前から評判である存在でもあります。

特に女性は健康と美容に気を使う人が多いですし、一見すると「大丈夫そう」と思ってしまう気持ちも分からなくもないと言えます。

 

見落としがちなパッケージの表示。何でも注意事項を確認して

 

いろんな場面で活躍するハチミツは天然のものということもあり「何でも使える」イメージがあるためいろいろ試しているという人もいるかと思います。
しかしハチミツのパッケージにはこのような注意事項も書いてあります。

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ハチミツのパッケージ

「1歳未満の乳児には与えないでください」

 

ハチミツはその性質上、高温殺菌することができないことが書かれており、厚生労働省のツイッター公式アカウントからもこのような注意喚起のツイートもあります。

 ※Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載しています。

 

レシピサイトに『ハチミツ離乳食』の掲載も

 

日常的にハチミツを使う自分としては乳児に対してハチミツが危険という認識があったため「なんでこんなことになったんだろう・・・?」と疑問しかありませんでした。

しかしこの疑問は別のニュース記事を見てすぐに解消されることに。

 

このニュースを読み進めていくと、クックパッドでハチミツ入りの離乳食レシピが掲載されており、ハチミツが乳児に与えちゃいけないってことが広く周知されていないという可能性が判明したのです。

しかしツイッターなどで母子手帳にも乳児にハチミツはNGと書かれているとのツイートを見かけたこともあり、何とも言えない状況です。

そのためこれらを総合的に考えてハチミツが手軽に手に入るうえに健康にイイものであるというイメージが先行して起きてしまった可能性があるのではないかと思いました。

このように大人が大丈夫なら子どものという考えになってしまうこともあるため、先入観を持たずに子どもに対して危険なものを勉強しておくことも幼い命を落とさないためにも大切なのではないでしょうか?

 

 

ハチミツはカロリーオフにもなる万能アイテム

 

ハチミツはアミノ酸やビタミン・ミネラルなどを豊富に含まれていることから栄養価の高い自然の健康食品です。

カロリーも白砂糖よりも少なく、ハチミツのほうが甘さを感じやすいことから料理を作るときに白砂糖代わりにハチミツを使うという人も多いかもしれません。

 

 

健康効果や美容効果もたくさんある!

 

ハチミツには強力な殺菌効果による喉のケアや傷の治療など健康効果や美容効果もあることで有名です。

また、便秘改善やハチミツ洗顔というのもこれまでにありましたが、そのためハチミツには多くの効果があることが分かりました。

ちなみに自分の体験談としてはハチミツ入りのホットミルクを飲むと眠りやすいという話を見て実践したところ、ポカポカした状態でその日は普段より眠りにつくのが早かったように感じました。

 

いろいろイイこと尽くしのハチミツだけど注意したいことも

 

そんな感じでハチミツに軽く触れてみましたが、これだけでもハチミツはスゴく良いものということが分かりました。

しかしそんなハチミツにも注意しないといけない点があります。それが冒頭のニュースの話であった、ハチミツに含まれている「ボツリヌス菌」です。

【ちなみに:『ボツリヌス菌』と『乳児ボツリヌス症』って?】

ボツリヌス菌は食中毒になる原因となる菌の一種です。そんなボツリヌス菌はハチミツに極微量含まれており、大人の人なら食べても問題ないといわれています

しかし、乳児の場合は身体のつくりが未発達なことからボツリヌス菌が繁殖しやすい環境であることから「乳児にハチミツを与えないでください」という注意喚起が出されています。

 

ボツリヌス菌を殺菌するためには

 

「菌なんだから殺菌してから食べれば良いじゃん!」と思う人も多いと思います。

しかしこのボツリヌス菌は殺菌するためには120℃で4分以上は加熱しないといけないというカナリ殺菌が難しい菌なのです。

一般的に菌は熱で死滅するイメージがあるかと思いますが、菌にも熱に強いタイプや弱いタイプといろいろあります

そのため「ボツリヌス菌は加熱して食べるかOK!」とはいかないという相手であり、家庭で120℃を実現するのは難しい点からも乳児に与えないようにすることが大切なのです。

 

まとめ

 

アレルギーに近い話かもしれないですが「自分が大丈夫なら他の人も大丈夫」のような考えは止めようと思えた話でした。 

特に乳児の場合、自分で決めてご飯食べられないですし、そういう点でも世の中のお母さん方はホントに苦労してるんだなぁと感じました。

こんなところでアレだけど、育ててくれた母に感謝する、くー。なのでした。

 

 画像提供元フリー写真素材ぱくたそ

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