こんにちはー、くー。です(`・ω・´)
今回はYoutuberグループが飲食店で大量の食べ残しをしたことに批判が殺到しているという食べ物のムダを考えたくなるニュースについてお話ししようかと思います。
それ、モッタイナイ!大量の食べ残しにフードロスを考える
ニュースによると今ではよく目にする機会が増えたYoutuberのグループが飲食店で大漁に料理を注文したものの多くを残して店を出たという内容に批判の声があがっているといいます。
明らかに食べられない量を注文するというのは食べ物を粗末にしている行動であるため、どうしてそんなことをしてしまったのか気になるところです。
これまでに糖質制限ダイエットでシャリなどご飯を残したりインスタ映えのためだけに買って食べずに捨てるという話を過去の記事でも取り上げましたが、Youtuberグループがおこなったということもあり動画再生数などのためだったのでしょうか?
糖質制限に関する話とインスタ映えで浮き彫りになった危険性
世界でも問題視されているフードロス
消費者庁のホームページで紹介されている日本の食品廃棄物などは農林水産省及び環境省の平成26年度推計によると年間2775万トンもの量になっており、そのうちまだ食べられるのに廃棄された食品(食品ロスまたはフードロス)の量は621万トンにも及んでいます。
この621万トンは飢餓に苦しむ人に向けた世界の食糧援助量の約2倍に相当するというのですから衝撃を通り過ぎて心が痛む内容となっています。
そしてこのフードロスは別のニュース記事によると3割程度リサイクルされているものの、あとの7割はゴミとして焼却炉に運ばれ処理費用の半分は税金が使われているといいます。
1トン分のゴミ処理に7万から8万かかる計算でその半分であってもカナリの金額になるのは容易に想像がつくと思いますし、本来食べられるはずだった食べ物を税金でゴミ処理していると考えると、フードロスの問題が深刻なのもご理解できるかと思います。
出典元:食べ物のムダをなくそうプロジェクト|消費者庁(http://www.caa.go.jp/adjustments/index_9.html)を元に作成しました
フードロス対策におこなわれる、さまざまな活動
このような現実から日本だけでなく世界でもフードロスに対する活動がおこなわれており、普段の食事について改めて考えるという人も増えてきています。
サルベージ・パーティで楽しく賢く
一般家庭でもできるフードロス対策として『サルベージ・パーティ(通称サルパ)』があり、家庭であまった食材を持ち寄ってその残り物を素敵でおいしい料理にしていただくというイベントがあります。
あまって困ってしまった食材を捨てずにおいしく食べられるうえに、どうやって残り物を解消できるかまで学ぶことができるということもあり、良いことづくしのサルパは今後普及していきそうな予感がしますね。
廃棄パンをリサイクル!パンがビールに生まれ変わる
海外のフードロスに関する話に売れ残りやカットしたパンの耳など廃棄されたパンを使ってビール造りをしているという驚きの話もあります。
実は古代エジプトで大麦パンを使ってビールを醸造したとされる記録も残っているため世紀の大発見というまでにならなくてもこのリサイクル方法には個人的にビックリしました。
『TOAST』とそのままの名前が名づけられたビールは公式サイトでレシピが無料公開されており、気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか?
あまった食材をシェアできる!おすそわけアプリ『OLIO』
ほかにも海外のフードロス対策としてアプリを使ってユーザー間であまった食材をおすそわけすることができるというものがあります。
そのアプリ『OLIO』は譲りたい食料の画像を投稿して譲り渡し場所や日時などを入力して欲しいと思った人が所有者に連絡して引き渡すという流れになっており、ロンドンやスウェーデン・アメリカで18万以上ダウンロードされるくらい人気になっています。
まとめ
フードロス問題は以前からありましたが、近年の流行などもあって特にその問題が加速しているように感じます。
この問題は日本だけの問題ではなく世界的にも考えられている問題ですが、ひとりひとりの行動がこのフードロスを減らすことにつながるため普段の食事や買い物に注意を向けたいと深く考えさせられた、くー。なのでした。
画像提供元[かわいいフリー素材集 いらすとや]