【2017.12.27に『どうしてそんなにインスタ映えが欲しいのか?』を更新しました】
こんにちはー、くー。です(`・ω・´)
近年、携帯電話やスマートフォンの普及もあって老若男女問わず写真を手軽に撮れるようになりました。
しかし手軽にできるからこそこれまで大きく取り上げられなかった問題も浮き彫りになってきていることが分かるニュースを見つけました。
観光客の危険行為日常化?インスタ映えのために危険を省みない人たち
ニュースによると転落事故が起きたことで名前を知られるようになった橋がインスタ映えするスポットとして観光客が多く訪れているものの、風景写真や自分撮りのために危険な行為が当たり前のようにおこなわれているという異様な状況になっているというのです。
「インスタ映えするから」"いいね!"のために危険行為やマナー違反が横行
最近、個人的な見解として多くの人がインスタグラムに写真を投稿するためにインスタ映えするもの探しに躍起になっている気がします。
テレビや雑誌などのメディアでも『インスタ映え』という言葉をよく聞くようになりましたし、その点からもインスタの存在は以前より大きいものになっているのでしょう。
しかしそんなインスタ映えを競っているせいなのか、インスタ映えのためならルールやマナーを破っても良いという意識も見られます。
インスタ映えのために買った食べ物を撮ったら食べずに投棄するという事件や車道に座り込んで自撮りをするなど一般常識を考えるとその人たちの行動を疑ってしまうくらいです。
インスタ映えの裏に借金やパパ活の影。時に本当の命がけになることも
キレイな写真を撮りたいという気持ちは自分も分かります。しかし生活道路の真ん中に座るなど命に関わる・周囲に迷惑が掛かる行為は褒められたものではないと思います。
ほかにもインスタに投稿するために高価なものをたくさん買うなど過度な浪費によって大変なことになっている人の話もあります。
別のニュース記事ではインスタ映えのために借金やパパ活などのお金を使って継続的に「いいね!」をもらうために活発的な行動をしている話が掲載されており、裏事情を知ると少しゾッとしてしまいました。
ちなみに:パパ活とは?
女性から男性が金銭的支援を受けるために肉体関係のない交際をするという現代で新しくできた関係性。専門のパパ活アプリやテレビで話題に挙がるなど、一定の人が利用していることが知られている。
また、インスタは世界でも多くの人が利用しており、企業などがビジネスツールとして使っているのも当たり前の世の中になったことでマルチ商法や風俗・詐欺など犯罪にも悪用されていることも記事内で指摘されています。
命がけで「いいね!」を求め続けた結果、これらの犯罪に巻き込まれる可能性を考えると本当に「命がけ」になる可能性があるため過度なSNSの利用は避けたほうが無難だと思います。
ちょっと番外:インスタだけじゃない!YouTubeでも起きている危険行為
インスタ以外にも危険行為がおこなわれており、そのひとつにYoutubeがあります。
スマートフォンなどの普及でYoutubeを見る機会が増え、Youtuberの名前をよく聞くようになったという人も多いと思います。
動画のなかには「やってみたい」「面白い」など良い面を感じる投稿もありますが、なかには悪ふざけによる危険行為を投稿している人も少なからずいるわけで。
その一例を取り上げたニュースではイギリスのYoutuberが電子レンジに頭を入れて補修用のパテを流し込んだところ、セメントのように固まってしまったためレスキュー隊に救助を求めたという内容が書かれていました。
これまでYoutuberによる炎上が過去に何件もありましたが、いまだにインスタ以外でも画像や動画の評価のために危険行為をする人が後を絶ちません。
バッシング以外に命に関わる問題もあることから評価のための過度な行為は控えてもらいたいところですね。
どうしてそんなにインスタ映えが欲しいのか?【追記:2017.12.27】
インスタ映えを求める理由について興味深いニュースを見つけました。このニュースではインスタ映えを求める理由は『情報共有欲求』にあるといいます。
このニュースによると、人間という生き物は楽しい出来事を他人に話したくなり、同じ行動を楽しむために同じ行動を取るとのことで個人的に「なるほど」と納得しました。
また、インスタ映えをめぐる話には承認欲求も関わっているといい、これに関しては多くの人が身に覚えがあるのではないでしょうか?
誰かに認められたいという気持ちは誰もが持っている欲求だと思います。今ではなかなか目に分かる形で自分が認められていると実感する機会も少なく、そういうことからもインスタ映えを求める人が多くなっているのかもしれません。
つまり、これら人間の欲求とSNSの普及によって「誰でも注目されるチャンスがあるなら私にでも!」と、いろんな危険を犯してまでもインスタ映えに奔走している人が増えているということなのではないでしょうか。
インスタ映えなどが理由でSNS疲れをする人も
そんな承認欲求がある一方で問題になっているのが『SNS疲れ』というものがあります。
「いいね!」やコメントで満たされる承認欲求は自分ひとりだけでなく、SNSを利用してる人の多くが持っているものです。
そのため「やってもらったからお返しをしないと」という意識が働き、特に関心を持っていない投稿に対して「いいね!」やコメントをしてしまうという人もいるようです。
また、リアルが充実しているように見せたいために楽しくないイベント参加や投稿のネタのために外に出るなどの行動を続けた結果、心身ともに疲れてしまうことをSNS疲れまたはソーシャル疲れと呼ばれています。
このようにSNSは便利なツールである一方で問題もあることからSNSを利用するときは適度に楽しみ苦痛にならない程度にするのが一番なのかもしれませんね。
番外:その一方で温かみを感じる『手書きツイート』の存在も
SNS疲れなどがある一方でツイッターでひとつの文化となった『手書きツイート』がインスタグラムに持ち込まれて新しい潮流として生まれたという話があります。
手書きツイートはもともとツイッターでよく見かけるものだったのがインスタグラムでも最近多く投稿されるようになりました。
今回の手書きツイートが話題になったはおそらく活字だらけの無機質なものから手書きにある温かみを感じたいからなのかもしれません。
昔より周囲との交流が少なくなった世の中を考えると、誰もがどこかで温かみを感じたいと願うのもおかしくないような気もします。
活字だらけの中にある手書きの味わい
スマートフォンの普及もあり近年文章を自分の手で書く機会がひとむかし前より減りました。そのため「難しい漢字を読めるけど、書けと言われるとできない」なんていう体験をした人も多いと思います。
かくいう自分もキーボードをメインに文章を書いているため、あらためて手書きをするという機会が少ないです。
また、あまり手書きの文字に自信がない身としてはキレイで読みやすい活字のほうが読み手としてはありがたいだろうとも思っています。
くわえて手書きとキーボードでは手の疲れも文字ができあがるスピードも違います。そういう点でも速さや読みやすさ重視だとよりメリットを感じる機械につい頼ってしまう心理が働くのではないでしょうか。
しかし手書きは手書きの良さがあり、筆跡でその人を感じることができるため今回のような手書きツイートが文化として新しい場所で根付いたのではないかとも思います。
お店などで見かける手書きのPOPなど手書きの文字には何かしらの魅力があり、それは今では活字だらけになった世の中だからこそ感じるのかもしれません。
まとめ
インスタ映えを求めて危険行為が多くなってます。危険行為以外にも一般常識から考えると問題になる行為などマナー問題も取り上げられています。
欲求は誰にでもあるものですがマナー違反をしてまで欲しいものなのか、命を賭けてまで欲しいものなのか。いろいろと考えさせれた、くー。なのでした。
画像提供元[かわいいフリー素材集 いらすとや]