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【スマホやノートPC対策】放熱は10円硬貨も有効です。熱くなりやすい熱問題対策など

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【2018.01.09に『ちなみに:ほかの硬貨の熱伝導率はというと・・・』を更新しました】

 

こんにちはー、くー。です(`・ω・´)

今では使っている方が多いスマートフォンですがアプリを使っていると発熱して熱くなるという事例がたびたび話題になります。そのためスマートフォンをすぐ冷やすための方法も同じように話題になりやすいですよね。

今回はそんな熱くなったスマートフォンを冷やす意外な方法を取り上げたニュースについてお話ししようかと思います。

 

 

熱くなったら10円硬貨を置くだけ!驚愕のスマホの冷まし方

 

ニュースで紹介されているスマートフォンが熱くなったときの対処方法は、まさかの10円硬貨を下に置くだけという手軽で誰でも出来る内容でした。

といっても1枚だけだとそんなに熱が逃げてくれないため複数枚の10円硬貨をスマートフォンの裏側に置く・またはセロハンテープなどで貼り付けるなどの工夫をする必要があります。

 

ノートPCでも10円ヒートシンクは使える

 

10円硬貨の意外な使い方にもビックリですが、この冷却方法は調べてみるとノートPCなどにも有効で過去にもニュース記事に取り上げられています。

その記事ではノートPCのディスプレイ前などの熱くなっている場所に10円玉を複数積んだものを1列に何個も並べて放熱をする画像が掲載されており、見た目は異様かもしれませんが効果があるならやってみたいと思える内容でした。

ノートPCの温度を下げる方法も気になるという人はこちらも参照してください。

 

10円硬貨がスマホやノートPCの放熱に良い理由は材質にアリ

 

硬貨で熱くなったスマートフォンやノートPCを冷ますことが出来るなら「他の硬貨でも良いんじゃないか?」と思いますよね。

しかしこれは10円硬貨だから出来るスゴワザで残念ながら10円硬貨以外だとあまり効果が得られません。

 

熱伝導率を利用した有効なスマホやノートPCの冷まし方

 

というのもこの手軽な放熱方法は『熱伝導率』というものが大きく関わっています。

熱伝導率の数値が大きいほど熱が伝わりやすいことから熱伝導率の高い素材は放熱材として利用されていることがあります。

今回紹介されていた10円硬貨の材質は『銅』は熱伝導率がアルミや鉄よりも高い素材であることから科学的にも有効な方法なのが分かります。

ちなみに10円硬貨の95%は銅のため純銅に近く、その熱伝導率の高さに加えて身近で手に入りやすいという条件からスマートフォンなどの熱に悩まされる方にはとてもおススメな方法というわけです

 

【ちなみに:ほかの硬貨の熱伝導率はというと・・・】
硬貨(〇円硬貨)

10円硬貨の熱伝導率を
1としたときの硬貨別の倍率

1 0.446
5 0.650
10 1.000
50 0.647
100 0.848
500 1.053

※表面積だけで算出しているので大体の目安です

ちょっと気になったので硬貨別に使われている素材の割合などを調べて、ほかの硬貨の熱伝導率について大体の目安を計算してみました。

今回硬貨の厚さは無視して表面積だけで算出したため、おおざっぱにこんな感じというゆるい感覚で見てもらえればOKです。

これを見ると実は500円硬貨が10円より若干熱伝導率が上ということが分かるんですが、なぜ10円硬貨が熱伝導率を考えるとTOP扱いだったのか。理由はおそらく硬貨の入手難易度ではないかと思います。

10円硬貨は普段生活しているなかで比較的入手しやすい一方、500円硬貨をジャラジャラ持っているというのは両替しないとあまり遭遇しないケースでしょう。

そのため熱伝導率にさほど差がないことからも手元に集まりやすい10円硬貨に注目が集まったのではないかと考えることができました。

 

10円だけでは間に合わない!放熱用の専用アイテムもあります

 

といっても見た目の問題や物理的に難しい状況もあるため放熱用のアイテムを一緒に持ち運ぶという方法ももちろんあります。

10円硬貨が放熱に使えるといっても専用の放熱アイテムであるヒートシンクや冷却用ファンのほうが費用はかかるもののこちらの方が効果があるといわれており、カナリ熱に困っているという人はこちらを購入して使用したほうが良いかもしれません。

スマートフォンの場合はヒートシンクや冷却用ファンの上に置いて放熱という方法があり、ノートPCだと冷却用ファンの増設と専用スタンドを使うという方法があります。

ノートPCの専用スタンドは放熱だけでなく使用中の身体への負担を減らすこともでき、肩こりや姿勢の悪さを防止することにもつながります。

 

 

 

 

 

ちょっと番外①:パソコンは放熱以外に熱問題は対策できる

 

これまで発生した熱を冷ますことに関して紹介しましたがパソコンの場合は熱を抑える方法が2つあり、これを併用することで普段より熱がこもるなどの状況をつくりにくくすることができます。

 

パソコンの熱問題対策①パソコン本体内のホコリの除去

 

1つ目は電源を入れていない(電気が通っていない)状態で本体のカバーをドライバーで外した後、なかに詰まっているホコリを取り除いてファンやヒートシンクの冷却効率を上げるという方法です。

パソコンが熱くなるのは本体が発熱しすぎている・熱がこもりやすい状態にあるというのが理由に挙げられるので、ホコリによって熱がこもりやすくファンなどがしっかり働いてくれるように適度にホコリの除去をするのがおススメです。

ホコリの除去は大きい綿みたいなサイズは手で取れますが、細かいものは掃除専用エアダスターを使うと手早く終わります。

 

 

パソコンの熱問題対策②電源オプションのCPU設定を変更する

 

2つ目は電源オプションにあるCPUの設定を変更してCPUの温度を下げるという方法です。

パソコンの発熱はCPUが原因のためこのCPUの設定を変更することで発熱を抑えることができます。

自分が使っているWindows(使用しているOSはWindows 7)ではコントロールパネル<すべてのコントロールパネル項目<電源オプション<プラン設定の編集の「詳細な電源編集の変更」で表示される「最大プロセッサの状態」を下げることで熱を必要以上に発生しないようにしています。

変更する%はパソコンのスペックや好みによってちょうど良い数字が変わりますが、80%くらいにするだけでも結構変わりますので「最大プロセッサの変更」を熱対策のひとつとして知ってもらえればと思います。

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ちょっと番外②:熱伝導率を利用して食品を急速冷凍すると良い話

 

熱伝導率が高いと熱が伝わりやすいという話をしましたが、これを利用してちょっと得する話も余談としてお話ししようかと思います。 

今では多くの家庭で食品まとめ買いをして冷凍保存するというのも珍しくありませんがこの冷凍保存の方法の違いで食品のおいしさが変わることをご存知でしょうか?

 

急速冷凍で食品をおいしく冷凍する方法

 

一般家庭で使われている冷蔵庫の多くは食品内の水分が氷になったときに結晶が大きくなるため細胞を破壊してしまいます。

細胞が壊れることは食品の劣化につながり、そういう専門の冷凍庫でない場合は食品の多くが冷凍したときに味が落ちてしまいやすいのです。

しかしこれが急速に冷凍した場合、氷の結晶が小さい状態で冷凍されるため食品への損傷を小さくしてくれます。

といっても急速に冷凍させるためには食品に温度がすぐ伝わってもらわないとできません。

そこで登場するのが熱伝導率の高く普段の生活で身近なアルミです。

アルミは銅よりも熱伝導率が低いものの熱の伝わりやすい素材です。

そのためアルミ製のバッドにラップをした食品を平たく並べて冷凍庫に入れるだけで普段より早く食品を冷凍することができます。

冷凍保存は冷蔵保存よりも食品をおいしく保てる場合が多いため、食品に合った保存方法でおいしく食べていきたいですね。

以前紹介した冷凍保存でパンをおいしく食べられる方法

 

まとめ

 

最後ちょっと横道にそれてしまった気もしますが熱伝導率の高いもの・低いものを知っているといろんな場面で有効活用できることがあります。

そう考えると改めてさまざまなことを学ぶのは生活や人生の選択を広げられる良いものなんだなと思った、くー。なのでした。

 

画像提供元フリー写真素材ぱくたそ

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