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持ち帰った湧き水で食中毒も!自然なものでも注意したい菌やカビ

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【2017.12.01に更新しました】

 

こんにちはー、くー。です(`・ω・´)

現代社会では口にするもののほとんどが衛生管理がされているため安心して食事をすることができます。

しかしなかには「自然なものだから大丈夫」と油断した結果、汲んできた湧き水を飲んで食中毒なったというニュースがあります。

 

 

持ち帰った湧き水で児童43人が食中毒。見えないものには要注意

 

ニュースでは小学校の校外学習で訪れた山で採集して持ち帰った湧き水を帰宅後に飲んだところ、発熱や腹痛といった食中毒症状を訴えたというものでした。

そのなかには一時入院となった患者が数人出るなど地元の人でなくても衝撃的な内容となっています。 

湧き水は人の手が加えられていない自然のものというイメージがあるかと思いますが、今回この湧き水を飲んで食中毒症状を訴えた患者から『カンピロバクター』という菌が検出されました。

 

食中毒を引き起こす菌『カンピロバクター』

 

カンピロバクターはペットや鳥・野生動物など多くの動物が保菌している菌で、ヒトや動物の腸管の中でしか増殖できない特徴があります。このカンピロバクターは加熱することで死滅するため、食中毒の対策には加熱調理が有効とされています。

そんな対処方法が分かっているカンピロバクターですが近年日本での細菌性食中毒の発生件数で最も多い食中毒であり、その被害は年間3000件・患者数は2000人にも及んでいる大変危険な菌のひとつです。

このことから井戸水や湧き水を飲む場合、念のために食中毒対策として一度煮沸消毒をしてから飲んだほうが食中毒の危険を減らせるためやっておきたいですね。 

 

出典:カンピロバクター食中毒予防について(Q&A) |厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html)を元に作成

 

知っておきたい『名水百選でも煮沸消毒をしておきたい理由』

 

日本には環境省が選定した日本各地の名水とされる100ヶ所のスポット『名水百選』があります。

一般的なイメージとして名水スポットは美味しい水が飲める場所と思われがちですが、実際には『保全状況が良好で地域住民などによる保全活動がある場所』というポイントが選定理由としてあります。

そのため安心してそのまま飲める美味しい水という意味があるわけではないらしく、飲む場合には煮沸が必要とされる場所もあるとのこと。

このような事例もあるので名水を飲むときであっても湧き水を飲むときと同じように一応煮沸消毒をしてから口にするのを強くおススメします。

 

 

 

湧き水以外でも身近にある菌。身の回りでも注意したいカビの存在

 

湧き水のほかにも菌やカビは普段の生活のなかに存在しています。たとえば食パンやお餅などにうっかりカビが生えてしまったなんて経験をやったことはありませんか?

このように身近な菌は良いものもあれば悪いものもあり、悪いものであれば避けたいものです。

というのも食べ物にできたカビを口にしたり空気中のカビを無意識に吸い込んでしまったりするとアレルギー性鼻炎や気管支喘息などさまざまな病気を発症するからです。

また、カビがアレルゲンという体質の人もいるため菌の胞子を吸い込んでしまう危険性から自身の健康のためにも避けるようにしたい相手でもあります。

 

まとめ

 

今回の話は一般的に美味しいイメージのある湧き水もずっと安全な状態を保つのは難しいことなんだなぁと個人的に感じました。

意外だったのは名水百選が飲める水とは限らないということでした。名水って聞くとなんだか美味しい水に見えてしまうのは自分だけなんでしょうかね? 

そんな疑問を感じつつも自然のものでもしっかり防御策をやってから口に入れないといけないということを学んだ、くー。なのでした。

 

画像提供元フリー写真素材ぱくたそ

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